衣類に染みついたミドル脂臭を洗濯で落とす方法!最も効果的なのは…
加齢とともに体から発すようになる強烈な臭いのミドル脂臭…。
ミドル脂臭は皮脂に染み込みやすいため、汗と皮脂が肌着などに染み込むことで、
ミドル脂臭が衣類に移ります。
汗をかきやすい夏場は特に衣類にミドル脂臭が臭いうつりしやすくなります。
洗濯しても落ちない強烈な臭いに悩んだら、柔軟剤などでごまかすのではなく、
臭いの元からシャットアウトすることが大切です。
このページでは、衣類に染み込んでしまったミドル脂臭を洗濯で消す方法を紹介します。
衣類が発するミドル脂臭の原因は、洗い落としきれなかった皮脂です。
当然、通常の洗剤でもある程度は皮脂を落とすことはできます。
ですが、100%落とすのは難しく、残る皮脂の蓄積が原因で衣類がミドル脂臭を発します。
また、柔軟剤もしばらくは良い香りがしますが、時間が経つと嫌な臭いが出てきます。
残った皮脂などの根本的な原因をクリアしないと、ミドル脂臭の原因は解決できません。
本題の洗濯の方法ですが、一工夫するとより効果的にミドル脂臭を抑えることができます。
また、それだけでなくやり方によってはミドル脂臭を事前に予防することも可能です。
洗剤はどれを使うのが良いか、洗剤以外には何を使えば良いか、
さらにそれをどう使えば良いかなどをここから紹介します。
洗剤はどれが良いか?
皮脂や菌などを洗い落とすメインが洗剤ですから、洗剤選びも大切です。
洗剤の中には、男の臭いを消すことを謳っている商品がいくつかあります。
その中でもおすすめなのが、私も使っていますがアリエールが有名です。
アリエールには、部屋干し用の洗剤や楽に洗濯ができるジェルボールがあります。
お値段的は高くも安くもない一般的な価格です。
(1本910gで300円〜)
ですが、いずれも詰め替え用があり、詰め替え用のまとめ買いで出費も抑えることが可能です。
⇒ アリエールの詰替用はまとめ買いがお得!
また、ミドル脂臭の消臭には植物エキスに含まれるフラボノイド群が有効です。
フラボノイドを含む洗剤は消臭ブルーダイヤが有名です。
値段も粉末タイプということもあり、すごく安めです。
(1箱900gで250円〜)
⇒ 消臭ブルーダイヤもまとめ買いがお得!
日頃からミドル脂臭の予防をしているなどで、衣類への臭い移りが少なれければ、
これらの洗剤で十分対応できます。
私自身、強いミドル脂臭を発していた頃はこれだけでは不十分でした。
ですが、運動や食生活などの生活改善を試みて、ミドル脂臭が抑えられてからは、
洗剤だけで十分臭いを落とせるようになりました。
⇒ ミドル脂臭の対策の方法はこちら
ですが、強いミドル脂臭が衣類臭い移りしてしまうと、洗剤だけでは落としきれません。
香りの強い柔軟剤を使っても、汗をかいたり時間が経ったりすると嫌な臭いが出始めます。
洗剤だけでニオイが落とせない時は、以下のアイテムを使うことで消臭・予防が可能ます。
<衣類のミドル脂臭を落とす> | <ミドル脂臭の臭い移りを予防> |
---|---|
酸素系漂白剤,重曹 | ミョウバン,クエン酸 |
酸素系漂白剤 〜ミドル脂臭を消す〜
漂白剤には、塩素系漂白剤、酸素系漂白剤(粉末・液体)などいくつかのタイプがあります。
そのタイプによって液体の性質(酸かアルカリ)や、漂白力などに違いがあります。
ここで紹介するのは、酸素系の漂白剤です。
酸素系漂白剤は塩素系ほどの漂白力はないため、色落ちの心配はほとんどありません。
(もちろん、漂白力はありますので多すぎると色落ちします。適量は守りましょう。)
酸素系漂白剤には粉末タイプと液体タイプの2種類があり、それぞれ性質が異なります。
衣類が発するミドル脂臭の原因である皮脂は酸性です。
この酸性をアルカリ性で中和させることがミドル脂臭の消臭につながりますので、
ミドル脂臭を落とす目的で使用するなら漂白剤はアルカリ性タイプの方が効果が高いです。
(ちなみに、洗濯用の洗剤も多くはアルカリ性です)
酸素系漂白剤の粉末タイプはアルカリ性です。
このアルカリ成分で酸性の皮脂を中性化させ、嫌な臭いを消し去ります。
消臭のための使い方はとても簡単で、
洗剤と同時に適量を混ぜて洗濯するだけでOKです。(漂白剤の使い方そのままです)
また、本当にガンコな臭いの場合は、漂白剤を溶かしたぬるま湯に30分間つけおきすることでより高い消臭効果を得られます。
⇒ 粉末タイプの酸素系漂白剤を購入するならこちら!
ただし、この粉末タイプは素材が毛や絹の衣類には使えません。
該当する衣類のミドル詩集を消したい場合は、液状タイプの漂白剤を使うか、
別の方法でミドル脂臭を消すしかありません。
重曹 〜ミドル脂臭を消す〜
重曹は天然素材で環境だけでなく肌にも優しい素材で、百均でも購入可能です。
この重曹は、やはりアルカリ性で頑固な油汚れを落とすことで有名です。
洗浄力や消臭力、漂白力をアップさせる効果などがあり、洗剤と合わせて使うことで、
高い消臭・殺菌効果を得られます。
酸素系漂白剤と同様、洗剤と一緒に使う方法や洗濯前につけおきする方法があります。
洗剤と一緒に使う場合は、水10Lに対して10g〜15g(大さじ1杯)が目安です。
また、つけおきをする場合は、重曹を1Lのお湯に対して15g〜18g(大さじ1杯と少々)の割合で溶かしたお湯に30分程度つけおきし、その後通常通り洗濯します。
通常の洗濯に重曹を混ぜても臭いが落ちない場合は、つけおきを試してみましょう。
さらに、ガンコな油汚れを落とすなど掃除でも活躍してくれます。
是非、1度試してみて頂きたいですね。
ただし、注意点もあります。
より効果を得ようと重曹の量を多くすると、詰まりや洋服に粉が残ることがあります。
(こういう場合はもう1度洗濯することで綺麗に洗い流せます)
重曹を洗濯などで利用する場合は、適量をきちんと守って使うことがポイントです。
ミョウバン 〜臭い移りを抑える〜
ミョウバンを水に溶かしたミョウバン水は弱酸性です。そのため、雑菌の繁殖を抑えます。
実際、制汗剤や防臭剤などにも使われており、優れた消臭・殺菌作用があります。
また、衣類をふんわりさせる作用もあるため、柔軟剤の変わりに使用する事も可能です。
このミョウバンは、ドラッグストアや百均などでとても安く購入することができます。
お財布にも優しい消臭アイテムです。
上でも書いた通り、ミョウバン水は酸性なので酸性の皮脂を中和させることはできませんが、
菌の繁殖を抑えるため、臭いの元の雑菌が衣類へ移り繁殖するのを抑えます。
ミョウバン水の使い方としては、こちらも洗濯時とつけおきの2種類の方法があります。
基本的には洗濯のすすぎ時にミョウバン水を利用するので十分ですが、日頃よく汗をかいたり、体から出るミドル脂臭が強い場合はミョウバン水につけおきするのが良さそうです。
【ミョウバン水の作り方と使い方】
〜作り方〜
@ 水道水500ml、焼ミョウバン15gを用意、ペットボトルなどふたのできる容器を用意
A 容器の中にミョウバンと水を入れて良くふる
B 2〜3日冷蔵庫などで保冷する ※液体が透明になればOKです。
〜使い方 <洗濯時>〜
すすぎの時にミョウバン水を入れる
⇒ 水量10Lに対して10ml程度が目安です。
〜使い方 <つけおき時>〜
⇒ 作ったミョウバン水を10倍薄めて衣類をつけおきする
ミドル脂臭の原因とも言える衣類についた皮脂は酸性ですので、ミドル脂臭を落とす目的での使用ではほとんど効果がありません。
また、洗濯用の洗剤はアルカリ性ですがミョウバン水は酸性です。
そのため、洗剤と一緒に入れると洗浄効果が落ちる場合があります。
ミョウバンを洗濯で使用する場合は、洗剤と一緒に入れないように注意する必要があります。
クエン酸 〜臭い移りを抑える〜
クエン酸というと酸味の成分として有名ですね。
レモンや梅干し、酢や柑橘系の果物などに含まれている、とても体に良い成分です。
このクエン酸は、ミョウバンと同様酸性の性質を持ち、雑菌の繁殖を抑える効果があります。
また、衣類をフワッと仕上げる効果もあることから、柔軟剤の変わりに使うことができます。
クエン酸もミョウバンと同様酸性です。
そのため、洗濯での使い方や注意点はミョウバンと同じです。
洗濯時に使うクエン酸の量は、水10Lに対して10gが目安です。
クエン酸を使うタイミングですが、2通りの方法があります。
@ クエン酸だけを入れてスピード洗濯 ⇒ その後通常通りの洗濯
A 通常の洗濯の中で「すすぎ」のときに入れる
ミドル脂臭の臭い移りを抑えたいときは、すすぎの時に使用する方が良いでしょう。
また、クエン酸スプレーを衣類に吹きかけることでもミドル脂臭予防に効果があります。
皮脂混じりの汗が衣類についても、菌の繁殖を抑えるためミドル脂臭を抑えられます。
ミドル脂臭を洗濯で落とす方法・洗濯でミドル脂臭を予防する方法を紹介しました。
既に衣類に染み込んでしまった場合と、事前にミドル脂臭の臭い移りを予防する場合では、
使用するアイテムは異なります。
また、消臭アイテムと洗剤の併用も、ものによっては洗濯効果を落とすので、
何を混ぜるのかなどは注意するようにしましょう。
関連ページ
- 枕のミドル脂臭を落とす方法
- 長い間使う枕は、きちんとエチケットしておかないとどんどん嫌な臭いが染み込んでいきます。 本記事では既に染み込んでしまったミドル脂臭を綺麗に落とす方法を紹介します。